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『理事長対談〜帰港を控え、また出航を控え』


 昨今の江南JCにおいて、特に「ひとづくり、まちづくり」と言うことに目を向けています。江南JCは、これからの江南において、どのような位置付けであることが望ましいか理事長と言う役職を通して再認識したこと、また推測されている事をお聞きしたいと考えます。

記 者)
 いよいよ、2002年度も終盤に差し迫り、また2003年度は出航へ向けた準備段階である事でしょう。そこで、新旧理事長に、対談をしていただく事で、心の内に秘めてみえる事をお聞きしたいと思います。まずは、理事長と言う役職を受ける、また受けた時の自分自身の心境の変化を教えて下さい。
理事長)
昨年、自分が理事長を仰せつかる上で、まず大きな不安が1番先にありました。90名近いメンバーのトップになると言うことで、なかなか出来ることでない反面、重圧感がのしかかってきました。私も青年会議所に入会して13年目を迎え、JCライフを考えた上で、何をして理事長という役職を全うしたら良いかということを考え、長期ビジョンとして「ひとづくり・まちづくり」が重要で、10年・20年を見据えた上で、「ひとづくりからまちづくりをしていかなければならない」と思い、自分もそのことに心がけて理事長職を受けました。子供時分のことを振り返り、子供たちに教えられることもあり、子供たちが何を考えているのかを模索しながら、1年間突っ走ってきました。
予定者)
2002年は専務理事として理事長の立ち振る舞いを勉強してきました。予定者段階から安藤理事 長の言動を振り返り、不景気の世の中でどのようにJCをやるか、単年度制ということで「誰にでも出来る理事長というナチュラルなスタイルを確立するのがこれからのJC」と考え、自分のスタイルを変えず自然な形での理事長像を目指し、自覚と責任を持って望みたいと思います。
記 者)
次に家庭においての変化を教えて下さい。
理事長)
今までのJCライフをしてきた中で良かったと思うことは、私が新聞などに掲載されることにより、「娘の父親に対する見る目が変わってきた」ということです。JCは良い事をしている団体というイメージが強く「理事長職をやってから、娘や妻の理解が深まった。」と言うことがあります。
予定者)
妻にはJCに対して理解をしてもらっていますが、今年度も専務理事として理事長と同行し、理事長に近い多忙な日々のため、理事長を受けるにあたっても「今年とそんなに変わらない」と言いました。新入会員の時からJC活動に時間をさいてきたので、休日は仕事もJCも忘れ家庭サービスに没頭し、子供と色々な所へ行ったり、家庭や妻へのサービスを出来る限りやっています。新聞も見せますし、周りから与えられる影響も最大限利用させて頂いております。
記 者)
続きまして、会社における仕事、また従業員に対する変化を教えて下さい。
理事長)
現場はほとんど出来なくなったので、社員に責任を持って仕事をして頂くシステムの構築を行い、社員に責任を持たせることで、社員一人一人に「がんばっていかなければ」という意識が芽生え、売上も上がって来ました。社員は私のことを「よく会社を空ける人」と思っていると思います。社員に不満もあると思いますが、今のところ売上も落とすことなく、がんばれたと思います。
予定者)
会社における環境では、3・4年前に専務から社長という立場になったことが一番大きな変化です。仕事の内容は大差無いですが、代表になったため居なくてはいけない場面が増えました。スケジュールがブッキングする時もありますが、父が会長として居りますので、任せる部分は任せ40歳まではおもいきりJCをやっていきたいと思います。社員には100%理解してもらっているとは思いませんが、「会議のやり方などJCで学んだことを、会社にフィードバックする」ということで社員や親の理解も深まるので、「JCで学んだことをいかにフィードバックできるかが重要」と自分に言い聞かせ、卒業まで後ろを振り返らず一生懸命やっていこうと思っています。
記 者)
理事長にお聞きしますが、理事長と言う役職を間もなく終えるにあたり、この1年間に改めて気付いたことは何でしょうか。
理事長)
一言でいうと、「理事長職は大変だった。」と言うことです。会社では専務ですが、JCでは90名近い団体のトップということで「言葉には気を付けなければならない」と実感しました。理事長の言葉は非常に重みがあるので充分気をつけたいと思っています。やり残したことはまだまだあるので残さずやっていきたいと言う気持ちでいっぱいです。あと気付いたことは、「なかなか自分の思うように行かない。」ということで、私の考えがあり委員長さんの思いもあるので、「理事長として自分の考えをいかに委員長さんに伝えるか」が非常に難しく“リーダーシップ”の良き勉強になりました。
記者)
今現在、メンバーに望むことは何でしょうか。
理事長)
良い意味では、「自分の考えがハッキリしている。」悪い意味では、「自己主張が強すぎる。」というメンバーが見受けられますが、人の意見にも聞く耳を持って欲しく、組織ということの原点を見つめ直して欲しいと思います。魅力あるJCを目指し、JCで学んだことを会社にフィードバックできるよう、魅力あるJCメンバーになって欲しいと思います。
予定者)
今理事長が言われたことが全てだと思います。私も同感する所で、私の所信・基本方針にも現れています。皆さん価値観が違いますので、人それぞれのJCの楽しみ方を見つけてもらい、威風堂々と誰にも恥じることなくJCをやって欲しいと思います。会員であることの誇りと自覚を持って自分自身が楽しめるJCライフを過ごして欲しいと思います。
記 者)
今後、江南JCは、どういった方向性で江南市において活動すべきと思いますか。長期的な考えを含めお聞かせください。
理事長)
私の中で長期的なテーマは、「ひとづくりがまちづくりの源」というものがありまして、まちづくりができる子供を作っていきたいという思いがあります。JCは単年度制ですが若いアイデアで行政に対しても提言していける団体だと思い、「地域をいかに良くするか」を考えていけばよいと思います。「まちづくり江南市民会議」や「花火大会実行委員会」など江南JCの先輩諸兄が築いてみえたことでもあり、日頃から江南市に提言できるJCが必要だと思います。私は「我々の発想を地域全ての人達に、いかに一人でも多く伝えていくことができるかで地域が良くなる。」と信じています。色々な方法で会議を行い、行政・市民を巻き込んでいきたいと思います。
予定者)
「ニワトリが先かタマゴが先か」という話しがありますが、私どもも青年経済人であり、「政治が先か経済が先か」ということも同じで、経済の基盤がしっかりしていて政治が成り立つ、逆に政治ありきの経済という説もあるかと思いますが、昨今の政治のシステム化ということ含めますと、もっと地域のことを考えていかなければ、どちらが先行しても偏りがちではいけないと思います。青年経済人として啓蒙していくことが重要で、市政や町内会への積極的なかかわりが必要だと思い、JCにおいても現職の政治家が出ても良いと思います。江南JCの37年の歴史の中で市長をはじめ政治に携われているOBの方もみえます。そういった方と接触することによって、政治に対する感心が沸くと思いますし、経済のヒントが得られると思います。「OBの方々と接点を多く持つことで得られることが多く、江南JCも積極的な活動が出来る」と思います。市町村合併や地震対策など話し合わなければならないことはたくさんあるので、長期的な展望において、そういう部分への携わりが必要だと思います。
記 者)
以上のことを踏まえて、予定者の言葉を聞き現職から予定者へのアドバイスをお願いします。
理事長)
一年間専務理事をやってきましたので、良く注意してやっていくと思います。「規律あるJC」がここ数年衰退しているので、出席率の向上を含め「魅力あるJC」を目指し、各々の立場で活発な学びある「魅力あるJC・規律あるJC」にして欲しいと思います。まちづくりも大切ですが、自分の足元をしっかり見据えて、組織のあり方を見直してがんばっていただきたいと思います。
記 者)
最後に理事長に、次年度直前理事長として、またブロック副会長として更にJCに取り組む志をお聞かせください。
理事長)
南村理事長を見守りながら、直前理事長として取り組んでいきたいと思います。愛知ブロック副会長は始まったばかりなので志といっても、「とにかくがんばってやっていこう」ということしかありません。「LOMは地域、ブロックは県政」ですので、いろんな地域の声を聞きながら更に貢献できたらと思っています。私がブロックに出ることで、LOMに対してブロックのやり方やあり方の提言が出来る。情報をいち早くフィードバックできるのではないかと思っています。江南JCあっての出向ですので江南JCのお役に立てる副会長でありたいと思います。
記 者)
最後に予定者に、次年度が始動し始めた現時点において、さらに心に秘めていること、気を悩ませていること等をお聞かせください。
予定者)
次年度については色々な部分で変革の1年だと思っています。「変える」ということはパワーのいることで、予定者の正副理事長会議も何度か行われていますが、午後7時から午前4時まで会議を行っていることがあります。純粋にいろんな角度から検討していると時間がかかってしまい、「変える」ということはパワーがいるということを改めて実感していますが、しかしながら「変える」ということは私の使命だと思っています。原点に立ち返る為に37年の歴史を振り返る作業も当然厳しく、メンバーとのパーセプションギャップも何らかの形で克服し、メンバーと一体感を作っていかなければならないということで、正副理事長会議で話し合い、今苦労している所です。心に秘めず、所信・基本方針を通してJCで学んだことを全て吐き出し、皆さんに理解して頂き一緒に活動していきたいと思っています。

社団法人江南青年会議所
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