現在、地域住民同士のつながりが希薄であるとか、利己主義が蔓延しつつあるなどと囁かれています。
この背景にはこの国が物質的に豊かになると同時に何事に対しても受け身になってしまう人々の心が原因の一つとして挙げられると思います。
2011年3月11日に発災した東日本大震災の際、被災した地域の方々に支援を行われた沢山の方々がおられます。
このような事態に奮い立つ日本人の道徳心は捨てたものではありません。これは、「美しい」といった言葉で表現される日本人特有の心であると思います。
しかし、緊急の事態だからこそ立ち上がるのではなく、次代を担う青少年や、その手本となるべき大人が、日本の長い歴史を通じて、優れた伝統や文化から誇るべき道徳心が生まれたことに気づき、それらを継承することへの必要性を理解し、
物質的に豊かになった今でも何事にも受け身になることなく、勇気ある一歩を踏み出し続け、「他を思いやる心」を育んでいくことこそが物質的にも精神的にも豊かな日本人の姿であり、先進国として世界をリードして行く日本人の姿であると確信をしています。
先日、私ども一般社団法人江南青年会議所が主催致しましたいじめ問題をとりあげました「明るい未来創造プロジェクト」、礼儀・作法から学ぶ日本人の真心を題材とした「6月度公開例会」に、多くの地域の皆様にお越しいただきました。この場をお借りしまして、心より御礼を申し上げます。今後とも、地域の皆様には、一般社団法人江南青年会議所の活動にご理解とご協力を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
5月25日 地域の皆様に向けた公開事業「いしめ問題講演会」を開催しました。
6月22日 講師として舞踊家の花柳廸薫先生をお招きして、
地域の皆様にもご参加いただいた公開例会を開催しました。
Vol.05 日本人の姿