広報委員会 副委員長 三輪慎一郎
映画「郡上一揆」の製作支援運動の足跡をたどりながら、様々なエピソードや苦労話を交え、そこで生まれてきた地域の連帯感など、まちづくりの手本ともいうべきものでした。
映画化を目指す過程で、地域の人に映画作成について夜な夜な語りかけて意見を聞いたり、周辺自治体や様々な人々をまきこみ、ついには岐阜県知事をも名誉会長に引き入れるなど、荒井先生は人を説得する力に大変秀でている方だと思いました。又、映画の作成費も通常7〜8億円かかる所を、エキストラや地域の人々のボランティアで支えられ4億円におさえ、その内自ら2億円の借金をするなど映画作りに対する執念さえ感じられました。そして、地域の歴史を連帯の核とし、映画作りを通して苦労する事で地域の人々に連帯感が生まれ、運動のプロセスが地域作りの一つとなったというお話があり、地域の連帯がまちづくりの重要な要素であると実感させられました。
最後になりましたが、主旨説明の前に映画の予告編を上映されるなど興味をそそる指向が取り入れられており、素晴らしい設営だったと思います。有難うございました。