『LOMの活性化』 ~魅力ある組織となるためには~
LOMの活性化には会員数の確保と会員の意識高揚が必要不可欠です。会員拡大は青年会議所の営業とよく言われますが正に然り。社団法人江南青年会議所が真に魅力ある組織であり、地域にその存在が広く強く認知されているのであれば、会員拡大にさほどの苦労は伴わない筈です。しかし残念ながらその双方についての評価はまだまだ高いものとは言えないのが現状ではないでしょか。
では、どうしたら魅力ある組織と成り得るのでしょうか。私はメンバー一人ひとりの人間力の向上に頼るところが大きいのではないかと考えています。メンバー一人ひとりの人間力の向上が集合体となり、その叡智と勇気と情熱とリーダーシップをもって組織を運営していくことが魅力ある組織の構築に繋がり、魅力ある組織に所属しているというプライドが自らを奮い立たせていく。そんな良き循環を再構築していくことが今私たちに求められているのではないでしょうか。
また組織を客観的に捕らえる目線も非常に重要です。組織に求められている社会性や組織としての体を成すために必然的に伝統に裏付けられた守るべきを善しとする事象は何かを常に考え、時勢に即し改めるべくは革める。そのためには日々の活動形態と社会常識との乖離を常に認識することが肝要です。
青年会議所活動の『Principle』を私たちが常に意識し活動することによってこそ会員拡大にも繋がり、LOMの活性化が達成されるのであると私は信じています。
『人間力とリーダーシップ』 ~人間力が信頼できる人間関係を構築する~
人間力の定義に関してはいろいろ諸説ありますが、人間力の優れた人、すなわち魅力ある人とは、『自分より大きな事象に挑み困難にもかかわらずそれをやり遂げる意思を持ち、挑戦し続ける姿が周囲の共感や支持を生み出している人』であると私は考えています。
裏を返せば、『自分を支えてくれる人に対する感謝の気持ちを持つことで自分より大きなものに対する責任を自ら引き受ける意思を持つ人』となります。これこそが真のリーダー像ではないのでしょうか。
人間力を育むためにはリーダーシップについて考えてみるのが近道です。先ずは自己を導いてみましょう。自分自身が信念や情熱を持って日々の行動や発言に責任を持って行動することを始めてみましょう。やがて家族や会社そして仲間が自分の行動に賛同してくれる。それは必ずや己の気持ちの変化に繋がっていきます。
人が賛同してくれるからこそ自分が行動を続けられる。つまり、自分を支えてくれる人に対する感謝の気持ち、人の期待を裏切らないという気持ちが生まれてくる。その思いが責任を引き受ける意思すなわちリーダーシップを育んでいくことに繋がるのです。
組織や社会におけるリーダーは決して一人では成り立つものではありません。リーダーをフォローする人、すなわちフォロアーの存在が如何に大切であるかということを感じながら日々の活動を進めていきましょう。
人間力は、ともすると指導力開発という発想に陥りがちですが、指導力開発と社会開発を高め合う相互調和こそが人間力の『Principle』であり、人間力の向上をどのように『明るい豊かな社会の構築』に繋げていくかという視点を常に持ち続け、行動し続ける組織であるということこそが青年会議所の青年会議所たる所以であると私は考えています。